なかがわ野菊の里からのお返事
ぴょんすけ様 私たちのお米を気に入ってくださりとても嬉しいです。連日の寒さの中でのハードな堆肥作りに腰や腕がとても疲れてきていたので、ここで元気をいただけました。ありがとうございます。今作っている堆肥は二年後収穫のための準備です。今の努力が数年後の実りの糧となります。だから今を頑張らなくては・・・と気合を入れて頑張っています。
<お米の保存について>
ご存知の通り『高温多湿をさけて冷暗所に保管』が鉄則です。当農場では玄米用の冷蔵庫で管理しております。それは防虫と鮮度が落ちることを防ぐためなのですが、もう一つ理由があります。それは「春」を感じさせない事です。種は暖かい「春」の気候を感じると、種が芽吹きの為の準備を種の中で始めるので水につけていなくても田植えの時期(4月〜)になると変化がおこってきます。その変化が人には食味の劣化と感じますので、冷蔵庫で一定で保管して劣化がしにくいように努力しています。ご家庭で保存中に暖房の効いた部屋に数日置いてから「あっ。冷たいところに置かなくちゃ。また虫きてないし大丈夫よね。」と思っても、「春!」と思った種は人には見えない準備を始める可能性がありますので、継続的に冷暗所で保管されることをお勧めいたします。徳ばんは大粒の品種ですが、大粒の品種などの種が充実した種子は、小さい粒に比べて発芽がゆっくりになります。人で言うと「どっしりと構えて、ちょっとやそっとでは動揺しない大黒柱」のような感じです。ですが、保管上の注意点は同じです。防虫の意味で乾燥した赤トウガラシは、薬剤にくらべると効力は劣りますが役立ちます。今、お持ちの玄米を6月の梅雨頃までにお召し上がりいただくのがよいと思います。その後はご入り用の分づつご注文いただいた方が良いと思います。
長々と書いてしまいましたが、説明不足な点がございましたらご連絡ください。
寒さ続いております。ぴょんすけ様のご健康を田んぼからお祈り申し上げております。